4年生が、社会科で学習している伝統工芸について、校外学習に出かけました。
主な訪問先は、越前打刃物の見学のために刃物の里「越前千代鶴の館」と越前和紙の里「パピルス館」です。刃物の里では、打刃物づくりの歴史を学んだ後、実際に製造しているところを見学しました。児童は、打刃物には鎌や包丁、鍬、鋏等いろいろあり、包丁といっても、菜切、出刃、柳刃等、用途に合わせて多くの種類があることに驚いていたようでした。
和紙の里では、紙すきに用いる原材料や紙すき作業の様子を見学した後、実際に紙をすく体験をしました。紅葉等の落葉、千代紙をつかって飾り付けていました。
また、新幹線の越前たけふ駅を外から見学し、駅がコウノトリをモチーフにデザインされていることや、外壁には越前瓦、内装には越前和紙や漆器、指物等の伝統工芸品が使われていることを聞きました。
福井には、今も多くの種類の伝統工芸品が受け継がれていることが分かったようでした。
4年生は、総合的な学習の時間に「みんなで広げよう やさしさの輪」というテーマで、福祉について学習しています。
2校時目に、視覚に障害を持っていらっしゃる方をお招きして、お話を伺いました。
洗濯物の取込や掃除・調理等、1日の生活の様子を、映像を通して教えていただきました。児童は、調理のとき、包丁で手際よくネギを刻む姿を見て、驚いていました。また、衣服は同じ形のものは買わなかったり、入れ物は点字で区別したりと、触って気付くように工夫されていることが分かりました。そして、マラソンや登山など、さまざまなことにチャレンジし、それを通して知り合った仲間をとても大切にされていることが分かりました。
児童からは「困っていたら、助けたい」「これからも楽しい人生を過ごしてほしい」などの感想が寄せられました。