4年生が、いのちについて考える授業を行いました。前半は、日野原重明さんのビデオを見ながら授業は進みました。「いのちって何?どこにある?」との問いかけに、「心臓」や「胸」を指す児童に対して、「心臓は血液を送るポンプだから、いのちではない。いのちとは、見えないもの。大切なものは本当は目に見えないもの」との話でした。そして、生きていること、いのちを実感するために、聴診器で心拍数を数えました。
それから、「自分のいのちを大切にする」「他人のいのちも大事にする」「いのちは、時間である」「人のために自分の時間を使うことの尊さ」「許すことの大切さ」について、お話しがありました。
児童からは、「限られたいのちの時間を、人を助けたり協力したりして楽しく過ごしたい」とか「いのちの時間はいつかは止まるから、残された時間を大切にし人のために過ごしたい」、「許すことは、ぼくは時々できなくてやり返したくなるから、それを無くして友だちともっと仲よくなりたい」という感想がありました。
12月に入りました。廊下から見えるよう校長室の一角にクリスマスツリーを設置しました。児童には、少しでも華やいだ、楽しい雰囲気を感じてもらいたいと思います。
さて、朝の活動では、今年最後のふれあいタイムがありました。校内を回ると、いたるところからにぎやかな声が聞こえてきました。
体育館では、風船バレーやジャンケン列車、教室では、爆弾ゲームやスリーヒントクイズなどで楽しんでいました。中には、イラストでつなげる「しりとり」や数人が同時に言った言葉を聞き分ける「聖徳太子ゲーム」など、新たなゲームに取り組んでいるグループがありました。
ふれあいタイムも5回目を数え、児童から発せられる笑い声は、それぞれのグループが打ち解けていることを感じさせるものでした。
全校朝礼でした。先日行われた避難訓練で、約束「おかしすき」が守れなかった児童のためにリベンジの避難訓練をしました。ふりかえりを行うと、ほとんどの児童が全部達成していました。このことは避難訓練時の校長訓話をしっかり聞いていた、忘れていなかった証でもあるので、児童をほめました。守れなかった児童にも励ましの言葉をかけました。そして、訓練であっても真剣に取り組む「訓練の名人」になってほしいと伝えました。
そのつながりから、後の朝礼では、「○○名人」について話をしました。まず、「歯みがき名人」「あいさつ名人」を紹介しました。そして、本校には、その他さまざまな名人がいること、そして、「努力」と「続ける」気持ちがあれば、誰でも名人になれることについて話しました。児童には、自分のよいところ、できるところをより高め、互いに高め合う和田っ子であってほしいと思っています。そのための「名人」というキーワードをなのです。
ちなみに、私は「おはなし名人」を目指すことを宣言しました。
4年生が、総合的な学習「みんなで広げよう、やさしさの輪」の時間に福祉体験(アイマスク・車椅子・高齢者疑似体験)を行いました。
高齢者疑似体験では、腕と足におもり、手には手袋、頭にゴーグルをつけ、雑巾がけをしたり、立ち座りや階段の上り下りをしたり、お金を数えたりしました。ここでは、高齢者の動きづらさ、見づらさを体験しました。
車椅子体験では、車椅子の扱い方や介助の仕方を学んだ後、実際に車椅子を扱って、段差を上り下りしたりS字クランクを進んだりしました。
アイマスク体験では、アイマスクをした児童を言葉で介助していました。階段の上り下りや廊下での誘導では、なかなか言葉で伝えられずに、柱にぶつかりそうになったり、階段につまずきそうになったりして、苦労していました。
この体験を通して、高齢者や障害をもつ人の気持ちを想像することができ、思いやる気持ちの大切さを学んだようです。
3年生は、総合的な学習の時間に「赤大豆」について学んでいます。国語の単元「すがたをかえる大豆」でも学んでいるので、それらの発展学習として、味噌づくりに取り組みました。
まず、生の大豆、普通にゆでた大豆、グタグタにゆでた大豆の堅さを比べ、味噌づくりに使う大豆について学びました。次に、桶の中で、グタグタにゆでた大豆を潰しながら麹、塩を混ぜました。そして、空気が入らないように気を付けながら、小さい樽に移しかえました。最後に、グループで味噌に名前をつけて、終わりました。
仕上がりは、気温によって変わりますが、大体2月ごろだそうです。どんな味噌ができるのか、待ち遠しそうでした。
大豆の固さを比べています。
材料を混ぜ合わせています。
空気を抜いています。
平らにして完成しました。