今年度2回目の避難訓練は、休み時間に自由に過ごしている時に地震が発生したとの想定で行いました。児童は一次避難の後、雲一つない青空の下、校庭に二次避難しました。
校長講話では、一般的な「おかしも」と和田小オリジナル「すき」を加えた「おかしもすき」(押さない、駆けない、しゃべらない、もどらない、すばやく、聞く)でふりかえり、全部できた児童だけに拍手を送りました。それは、命を守る訓練は満点でなくてはいけないからです。そして、それらは、普段の学校生活の中で培われることを話しました。
ふりかえってみると、避難の際、しゃべってしまう児童が多かったように思いました。。
「災害は、忘れたころにやってくる」
満点を取れなかった児童には、忘れたころに雪辱の機会を与えたいと思います。
なお、児童が校舎内に入るとき、クリーン委員会の児童が足底拭き雑巾の準備や片付けをしてくれました。低学年生から「ありがとう」と声をかけられていました。
廊下にて
教室にて
体育館にて
校庭へ避難中!
避難完了!
クリーン委員会の皆さん、ありがとう♡
6年生は、社会科で、著名な人物を通して日本の歴史を学習します。聖武天皇や源頼朝、織田信長等が活躍した、華やかな歴史のかげで、同時代地方にも人々が生き抜いた歴史があります。児童のふるさと和田地区の歴史に少しでも触れてほしいと思い、今年度、ふるさと講演会を企画しました。
講師は、浄尊寺住職の惠美英丸先生です。先生からは、和田の地名にまつわる話や小学校や集落の周りが田んぼで囲まれていた話、幼かったころの小学校の話や世の中の様子、福井空襲や地震の様子等を教えていただきました。そして、和田地区出身の著名な人についても話がありました。最後に、戦争によってご家族を亡くされた体験から、「和を大切にしてほしい」ことや、特別な人でなく、普通の人々がコツコツと和田地区を発展させてきたことから、「地域を大事にしながら、一日一日を大切に過ごしてほしい」とのメッセージをいただきました。
4年生が、社会科で学習している伝統工芸について、校外学習に出かけました。
主な訪問先は、越前打刃物の見学のために刃物の里「越前千代鶴の館」と越前和紙の里「パピルス館」です。刃物の里では、打刃物づくりの歴史を学んだ後、実際に製造しているところを見学しました。児童は、打刃物には鎌や包丁、鍬、鋏等いろいろあり、包丁といっても、菜切、出刃、柳刃等、用途に合わせて多くの種類があることに驚いていたようでした。
和紙の里では、紙すきに用いる原材料や紙すき作業の様子を見学した後、実際に紙をすく体験をしました。紅葉等の落葉、千代紙をつかって飾り付けていました。
また、新幹線の越前たけふ駅を外から見学し、駅がコウノトリをモチーフにデザインされていることや、外壁には越前瓦、内装には越前和紙や漆器、指物等の伝統工芸品が使われていることを聞きました。
福井には、今も多くの種類の伝統工芸品が受け継がれていることが分かったようでした。