4年生は、総合的な学習の時間に「みんなで広げよう やさしさの輪」というテーマで、福祉について学習しています。
2校時目に、視覚に障害を持っていらっしゃる方をお招きして、お話を伺いました。
洗濯物の取込や掃除・調理等、1日の生活の様子を、映像を通して教えていただきました。児童は、調理のとき、包丁で手際よくネギを刻む姿を見て、驚いていました。また、衣服は同じ形のものは買わなかったり、入れ物は点字で区別したりと、触って気付くように工夫されていることが分かりました。そして、マラソンや登山など、さまざまなことにチャレンジし、それを通して知り合った仲間をとても大切にされていることが分かりました。
児童からは「困っていたら、助けたい」「これからも楽しい人生を過ごしてほしい」などの感想が寄せられました。
心地よい秋晴れの日、足羽川河川敷で、校内マラソン大会が行われました。低学年1.0km、中学年1.7km、高学年2.7kmの距離を走ります。
各学年の児童はそれぞれ、最後まで一生懸命に走っていました。また、見学しているときは、心から声援を送る姿を多数見ることができました。
「近代オリンピックの父」と呼ばれるピエール・ド・クーベルタンは、「参加することに意義がある」との言葉を残したと言われますが、実際は、「オリンピックの理想は、人を育てること。だから、参加するまでの過程が大事である。人生にとって大切なことは、成功よりも努力すること」と考えていたようです。
結果はどうであれ、今日まで、そして今日のゴールまでの努力で、児童は、自分に打ち勝つ心を手に入れたのだと信じています。
児童の皆さん、お疲れ様でした。そして、みんなへの温かい応援をありがとう。
保護者の皆様、参観していただき、ありがとうございました。
6年生が、フェニックスプラザで、劇団四季によるファミリーミュージカル「エルコスの祈り」の劇を見ました。物語は、とある学園で、エルコスという温かい心をもったロボットが子どもたちの個性を引き出すことで、子どもたちが笑顔を取り戻していくという話です。
劇の内容の面白さはもちろん、アクターの迫真の演技に魅了された児童が多かったようです。帰校後の児童からは、「面白かった」「演技がすごかった」などの声が聞かれました。
ポジティブ教育プログラムは、持続可能なしあわせを育む学級づくりや、児童の自己肯定感・自己有用感・適応力を育成し、いじめや不登校等の未然防止につなげる目的で生まれたものです。本校では、講師を招いた数回の研修を経て、それぞれの学年で2学期から取り組んでいます。
授業は、社会性を育てる「ソーシャルスキル教育」、仲間同士の認め合いを育む「ピア・サポート活動」、逆境に負けない心を育てる「レジリエンス教育」の中から、学年に必要なプログラムを選んで行います。4年生では、人気漫画のキャラクターを手がかりに、人それぞれによさがあることに気付き、その後で友だちのいいところ探しを行いました。そして、最後にお互いにいいところを教え合いました。児童は、認め合うことの心地よさ、大切さを感じたようです。
今後、月1回のペースで行う予定です。