12月4日から8日までの人権週間にちなみ、本校では、自分の大切さとともに、他の人の大切さを認めることができるようにしたり、他の人の立場に立って、その人の考えや気持ちを考えることができるようにしたりすることをめあてに、さまざまな取組をしています。そのうちの一つが、ビデオを見て意見を交換することです。
3年生では、「いじめはゼッタイわるい!」というビデオを見ました。。
はっきりといじめを嫌悪し、いじめに加担せず、ためらわず先生や大人に助けを求められることを目的としたものです。視聴後、考えたことを用紙にまとめたあと、タブレットに打ち込んで、他の児童と意見を交換していました。
ビデオを通して、「いじめはゼッタイ悪い」という意識を高めたようです。いじめ未然防止の行動に結びついてくれると信じています。
4年生が、いのちについて考える授業を行いました。前半は、日野原重明さんのビデオを見ながら授業は進みました。「いのちって何?どこにある?」との問いかけに、「心臓」や「胸」を指す児童に対して、「心臓は血液を送るポンプだから、いのちではない。いのちとは、見えないもの。大切なものは本当は目に見えないもの」との話でした。そして、生きていること、いのちを実感するために、聴診器で心拍数を数えました。
それから、「自分のいのちを大切にする」「他人のいのちも大事にする」「いのちは、時間である」「人のために自分の時間を使うことの尊さ」「許すことの大切さ」について、お話しがありました。
児童からは、「限られたいのちの時間を、人を助けたり協力したりして楽しく過ごしたい」とか「いのちの時間はいつかは止まるから、残された時間を大切にし人のために過ごしたい」、「許すことは、ぼくは時々できなくてやり返したくなるから、それを無くして友だちともっと仲よくなりたい」という感想がありました。
12月に入りました。廊下から見えるよう校長室の一角にクリスマスツリーを設置しました。児童には、少しでも華やいだ、楽しい雰囲気を感じてもらいたいと思います。
さて、朝の活動では、今年最後のふれあいタイムがありました。校内を回ると、いたるところからにぎやかな声が聞こえてきました。
体育館では、風船バレーやジャンケン列車、教室では、爆弾ゲームやスリーヒントクイズなどで楽しんでいました。中には、イラストでつなげる「しりとり」や数人が同時に言った言葉を聞き分ける「聖徳太子ゲーム」など、新たなゲームに取り組んでいるグループがありました。
ふれあいタイムも5回目を数え、児童から発せられる笑い声は、それぞれのグループが打ち解けていることを感じさせるものでした。